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224話 ページ41

no side

桐谷「ま、真夏のカイロを?
  水分補給せずに走り回ったァアああ⁉(呆)」


陽乃芽達が倒れたと連絡が来たのでスペルビアと別れて、
空丸の瞬間移動でホテルまで急いで来たのである。

流石に入り口から入った。
空丸?太陽神の力で見えなくしてますねハイ。

で、見ればベッドで寝る面々。


桐谷「なるほど、ジュース飲んでたイムは回避したが
  土産盗まれるとは……。」
  (ちゃんと注意し解けばよかった…。)


桐谷「まぁ“時差ボケ”と“熱中症”で倒れて後遺症がなさそうなら良いけど。」



イムホテプは昼食を食べていた時の陽乃芽の言葉を思い出す。


「楽しい思い出を作ってあげたくて‼」


それは時差ボケで体調を崩していたのを罪悪感で暗くなっていたと感じた陽乃芽がイムホテプに言った言葉だ。


知らない建物

知らない人

知らない文字

知らない国



あの時の面影は何処にない。

あの時に友と共に思い出も壊してしまったか。


そう思った。


陽乃芽『イム‼ 皆で写真撮ろ⁉』



だけど、面影なくなったとは言い切れない故郷で仲間が好いてくれて嬉しいと感じた…。


そんな思いを巡らせていると桐谷はニヤニヤした顔でイムホテプを見ていた。


桐谷「かの伝説の大神官様が…へー
  青春だねぇ〜(ニヤニヤ)」

妹は誰にもやらんと付け加えた。


桐谷「ハハハ、意外と年相応で良かっ……
  Σって痛い痛い‼ 無言で足蹴んな‼デシャヴッ‼」


イムホテプは3000年前と同じように照れ隠しなのか桐谷の足を蹴る。


桐谷「ツンデレかよ⁉」


そんなやりとりをしているとコンスがイムホテプに話しかける。



コンス「ところで、陽乃芽達が倒れたのはわかるんだけど
  なんで((名前1))は血の涙を垂らして倒れたんだろう…?
  時差ボケも熱中症の症状はでてないみたいだし?」



桐谷は血の涙に疑問を感じる。


桐谷「血の涙?」


コンス「そう。警官と黒アザの話をしてたら((名前1))が急に周囲を見回し始め、血の涙を垂らしたんです。」

イム「血の涙…うーん…。」


ラト「心当たりがおありで…?」


桐谷「状況的に聞いてもねぇ…。」

晴吾「あるんなら答えろや。それともお前ら特有のなんかか?」


桐谷はベッドで横になってる((名前1))の顔を見る。


空丸「ミャー…。」

空丸は((名前1))の横に転がる。
主人が心配なのだろう。

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作者名:not厨二病者 | 作成日時:2020年3月30日 18時

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