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223話 ページ40

すぐに周囲の人が呼んだ警察が駆けつけた。

コンス先輩にもこれと同じ黒いアザがある。

いずれはコンス先輩もあんなになるのか、それとも………。



どちらでも嫌だな…。
身近な大切な人達に死んでいかれるのは…。

御空の両親も、3000年前のお母さん達も、あの人も…、

みーんな私を置いていく。
長生きする者の悲しき業だ…。


コンス先輩は私の隣で神官団として話をつけている。

コンス「」


不安なので手を繋いだ。
迷惑なのかなって思って手を離そうとしたら逆に強く握り締め返された。

警官の見る目が生暖かい…(汗)




ジーーーー


ん?視線?

何処から⁇


コンス「どうしたの((名前1))?」



「こっちよ」

今度は直接声が脳内響く。

何なんだ⁉
何なんだよ⁉

声からして女であることがある。


…………しかも聞き覚えがある。



顔に生暖かい液体が流れてる。

手で触れてみると鉄臭い紅い血だった。


コンス「((名前1))‼?」

晴吾「あ、姉貴…ッ‼!」クラッ

イム「ヘテプ⁉ 皆⁉」


「見つけるのに苦労したわ…」



お前は誰だ⁉

後ろを振り向いたら
視線がある人物交わった。



「私の愛しい愛しい我が子よ…」



貴様が何故ここに‼?


手を伸ばすも届かない、視界がボヤけた。

ナンデナンデ…‼?

貴方はあの(世界)で兄さんと私が貴方を…


殺した筈だ‼



「迎えに来たの…」


迎えなんていらない‼!



「大きくなって
私に瓜二つね」








貴方なんて私の………





お母さんなんかじゃ………ない‼‼


あの女の浮かべた薄気味悪い悪い笑みを最後に視界はそこで消えた。





血は切りたくても切れない親子の絆( Parent-child bonds that can't be cut even if you want to cut blood

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作者名:not厨二病者 | 作成日時:2020年3月30日 18時

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