【Im～イム～】白翼の乙女《第6章》 (ページ36)

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220話ページ36

土産も買い終わり、俺達は何処かで食事しようと店を探す。

ペット禁止が店が多いので、リュックサックに入れる仔アヌビスはともかく…、

空丸「……。」

既に成猫だからな～。
流石に俺たちは外で食うか。

と思ったら、昔の知り合いがいた。

桐谷「あ、皆俺らは外で食うから。」

陽乃芽「え⁉」
イム「気を使わんでも良いのだぞ…？」

使ってない使ってない。

桐谷「あははは、実は昔の知り合いに会わないと行けなくてね。
　しかも日本に行ってから一度も連絡取ってないのだよ。」

晴吾「それはそれでどうなんだ？」

嘘だから良いんだよ。
もっと昔から連絡とってないもん。←

桐谷「中々気性の荒い人でしてね。その人、猫好きだから空丸君連れてけば大丈夫かな～って！」

その後、納得してもらってお小遣いを陽乃芽ちゃんと姫子ちゃんに渡しといた。
何で、成人組に渡さないのかって？

エジプトじゃ日本人男性は“金持ち”て認識があってチップせびりやスリとかに会いやすいからな。それに対して女性にはそういうのが非常に少ない。

イスラム圏の文化じゃ女性は金持ってないって思われがちだしね。
買い物は主に家族の男性の仕事だからな。

そういうのも説明して、あと稲羽君に女性を写真に写さないように言っといた。
その女性の旦那さんとかとトラブルに会うもん。

桐谷「んじゃ、食べ終わったら電話してくれ。」

そう言って別れた。