【Im～イム～】白翼の乙女《第6章》 (ページ33)

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217話ページ33

((名前1))side

食事は美味しい美味しいのだが…、

《ジーーーー》

皆さん⁉
そんなに人の食事シーン見て面白いかね⁉

ホラーだよ⁉

((名前1))「せ、先輩。ものすごく見られてるんですけど…。」

コンス先輩にしかめっ面された。
理不尽、視線の暴力よ？

((名前1))「私の服でもおかしいですかね？」

自分の服装

トップス:白いギャザーブラウスに夏用ストール(黒)
ボトムス:七分岳のレギンス(黒)
靴:編み上げブーツ

アクセサリー:髪留め・ピアス・チョーカー

((名前1))「ん？白黒で決めたのがいけなかったのかな⁇」

そんなことを呟いたらコンス先輩にため息つかれた。
解せぬ。

コンス「君は自分の女性としての魅力に気づいた方が良いよ？」

魅力(・・)、ね…。

((名前1))「私に女性の魅力なんかありませんよ。
　あったとしても私は美しいモノを観る側でありたい。
　女の魅力なんて要らない。」

あんな見栄っ張りな女みたいになりたくない。
自分に夢中にならない、拒絶した男(人間)は容赦無く殺し、
挙げ句の果てには子供を生贄にするわ、戦で活躍して長距離を走って疲れてる馬に鞭を打って泥水を飲ませるわ、育児放棄をするわで…

そう言いつつも、よくは覚えてない。

コンス「でも、身についてても悪いことはないじゃないか。
　あ、米ついてる。」

え？どこどこ⁇

コンス「はは、顔じゃないよ。」

コンス先輩に手を取られて気づいた。
あ、指ね。

パクッ

((名前1))「」

指ごと口に入れやがったよ。