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213話 ページ24

《マガイ教 本拠地》

そこでセケムケトは本を読みながら書庫に隠れている。
ラムセスの戦えと追いかけられるのはまだ良い。よくもないが。

クレオパトラの毒蛇攻撃←にアクエンアテンには散々嫌味を言われるわ←でここに逃げ込んだのである。

一応はマガイの王の息子であり、異界とはいえファラオと同じように太陽の血を半分引いている。
またジェゼルと同じ太陽の魂の持ち主である。


両親に似て鋼に等しいメンタルがボロボロである。


セケム「今回ばかりは母上を恨ませてもらうわい…(泣)
  どうせ友達なんていないしね。」←そうそう滅多に外に出してもらえない



そんな風にふっけてると近くに死黒洞が開く。
父親のお帰りだ。



セケム「Σ⁉
  何してきてそんな立派な紅葉できたんです…?(呆)」

黒ジェゼ「お前の母さんに会ってきてちょっと手を出そうかと思ったら平手打ちされた。」


セケムケトは氷を作り出し、布袋に入れて渡す。
ジェゼルはそれを受け取り、赤く腫れた頬に当てる。

セケム「良いなぁ、俺にもその死黒洞のやり方教えてくださいよ。
  こんな地下です感丸出しの場所じゃぁストレス貯まりますよ!ついでに肉体的にも精神的にも殺しにくる彼もどうにかしやがれ‼」

もう口が悪い。


そんな息子をジェゼルはどうどうとなだめる。



黒ジェゼ「とりあえずそれはなんとかしとくから、な?」


ひとまずその言葉に怒りを引かせた。


セケム「どうせ俺はアンタが勝手に惚れた女のクローンだ。
  しかも作ってみたは良いが空っぽだった器にテメェの片割れの魂となけなしの魔力を分けるなんて正気じゃねぇよ。」



そんなことを言いながら読みかけの本のページを捲る。


黒ジェゼ「今思えば、お前の暇つぶしに書庫(ここ)作ったけどでっかくなったよなー…。」
セケム「アンタと言う外に出してくれない過保護な父親がいるからね。
  やれんのが読書と剣の稽古ぐらいなんだよ。」



その言葉にジェゼルは苦笑する。


セケムケトが見ているのは写真集だ。
外に出る機会が少ないからこそ、彼は本を読んだりマガイ教徒に話を聞かせて貰って知識を増やしている。



いつかはこの目で見てみたい外の景色。
時に人も写っており、喜怒哀楽がよく分かる。


セケム(いつかはこんなところに行って写真を撮ってみたいな…。)



そんな思いを胸にしまい、本を閉じる。

番外編『オリキャラ(猫以外)が性転換してもたわい』キリがいいんで。そして本編には関係ありません。→←212話 六章にきてようやくか…byセケムケト



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作者名:not厨二病者 | 作成日時:2020年3月30日 18時

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