208話 ページ19
no side
桐谷「オイ勝手にとんなよ。」
((((名前1))))は盗った義眼を素直に返した。
桐谷「投んなよ。これ、元の目の色に合わせてラピスラズリ使ってんだから。」
皆に背中を向けて義眼をはめる。
桐谷「まぁ皮肉な話だよね。異端な神官が異界の神様に育てられるなんて…。
うっしはまった。」
コンス「わざわざそれをいうアンタの性格は相変わらず最っ低だな…。」
神官組(((((名前1))))除く)はコンスの発言にハラハラするが、桐谷は気にせずに笑っている。
桐谷「安心したまえ‼ ちゃんと君にもその性格の悪さは多分移ってるよ‼」
嬉しくともなんともない、むしろ最悪だというのがコンスの感想である。
((((名前1))))「ホント2人とも10代？若いときそっくりだから血縁関係あったりしてね〜。」
桐谷「う〜ん、コンス君の年齢と状況を考えて身に覚えがないわけではないが…。」
コンス「え？それ初耳。」
作者も初耳、ここにいる全員初耳である。
桐谷「まぁ子孫の可能性はあるわな。((コンス「そんな可能性いらない。アンタの息子なんて死んでもゴメンだね。」え？？アラサーの息子(冗談)が反抗期について…。」
桐谷:コンスのチョップにより意識が退場
((((名前1))))(コンス先輩強ッ…。
子孫の可能性なら陽乃芽ちゃんにもあるわな…。)
コンス「コホン‼
先程言った通り僕が神に対して持っているのは“野心”だ。」
神3人の前で堂々と宣言する。
((((名前1))))はそれがいっそ清々しくて反応に困る。
コンス「《魂の宿命》、僕はね…この世界のシステムを根源から解き明かしたいんです。」
コンスは人差し指を立てて口に近づける。
世界を守る一員として当然マガイを根絶させたいがそれで本当に大団円になれるとは思わない。
ジェゼルが生け贄なった理由、マガイが生まれた理由、全てに置いて《魂の宿命》が起因していること。そしてエネアドはそれを明かに隠している。
コンス「不愉快なんですよ。
必ず引きずり出して全てを暴きたい。だから
シリアスな顔と打って変わり
コンス「アハっ、なーんちゃって。」
((((名前1))))(こういうところがそっくりなんだと思うかどなぁ…。)ｽﾞｽﾞｯ
ゴッ
コンス「ゴフッ⁉」
空からタライ落下ならぬ陽乃芽からお盆を叩きつけられた。
その光景を見た桐谷はザマァと思う。
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作者名：not厨二病者 | 作成日時：2020年3月30日 18時
