206話 ページ17
ラト「お水をお持ちしました。
だいぶ酔っておいでですね。」
コンス「下げて。いらない。」
桐谷(あーあ…これだから…)
ラト「九柱神がマガイ教に情報を漏らすなどあり得ません‼
根拠の無い仮説で命を縮めるおつもりですか⁉」
コンス「そうは言ってないよ。
けど、タイミングが良すぎないかい。」
マガイ・セトがイムホテプに何かを伝えようとしたときに現れた。
それ即ち、知られたく無いことがあった。
((((名前1))))(これだから人間は…)
コンス「“神は絶対人間の味方”だなんて、それこそ根拠の無い盲信だ。
生憎僕は、僕の部下を殺そうとした神を信じるなんて出来なくてね。」
《面白い》
桐谷「いや、君は元々信仰心皆無じゃないか(苦笑)」←神様
コンス「うるさい。アンタだって未来が見えてたくせに何の手も出さなかったくせに。」
桐谷「おっとコレは痛いな‼」
コンス「そりゃそうさ、僕が持ってんの野心なんだから。」
コンスにお盆で(結構本気で)叩かれるも笑って受けている。
イム「待て! シン、未来が見えてたとはどういうことだ⁉」
コンス「あれ? 知らなかった?」
意外そうな顔をする。
((((名前1))))は笑いを堪えている。
コンス「彼、その空間の過去と未来が見えるんですよ。」
桐谷「最近は使ってないけどねー。プライバシーの侵害だから。」
イム「ちょっと待て‼ ではジェゼルのことも、あの日のことも知っていたのか‼?」
桐谷の胸ぐらを掴む。
桐谷「ぶっちゃけイムと地獄門の前で使いました。
どうせ言ったところで権力者に乱用させられるのがオチだから言わなかったー。」
イム「笑える話ではないぞ‼
ていうかヘテプも知ってたのか⁉」
((((名前1))))「うん。」←即答
桐谷は胸ぐらを掴むイムホテプの手を離させる。
桐谷「見えても余程のことがないか限り変更は不可能ていうか俺自身が直接変えようなんてしたら生死に関わる呪いがかかってるから無理だったし、
君達なら俺の見た未来を変えられるんじゃないかって期待してたんだ。」
その顔はどれだけ思い詰めていたのかわかる。
イム「……ッ。」
桐谷「面白いのwelcomeだからさ。」
にこやかに
稲羽「そういえば、セト神と((((名前1))))さんが“異界の神”が〜言ってたような…。」
((((名前1))))は(ラトが持ってきた)水を吹き出し、桐谷はフリーズした。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:not厨二病者 | 作成日時:2020年3月30日 18時