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第8話 ページ10

「なーんて、ね…おでこじゃ足りなかったでしょ?」

「なっ……あぁっ!!」

ほんっとこの人は!←

苛々するのにドキドキするし!

「…ぷっ…ははっ、顔真っ赤」

誰のせいだと…

「ほんと可愛い、A」

…ああ、殴りたい気分です←

なんでこんなにもずるいの…

私ばっかりドキドキさせられて…

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「好きって言って…?」

「へ?…A?」

よし!ちょっと困惑してる!←

これで少しはドキッとさせられるはずで…

「好きだよ、愛してる…」

チュッ

なっ!?

またキス…?!

「ふっ…ん…?!」

長いし!…息苦しい…っ

息止めで水泳部に勝てるわけ無い!

「っ…ぷはっ…はっ、はあ…」

「ごめんごめん、苦しかった?」

「別に…何とも無いです…」

すごい苦しかった…

「ははっ、拗ねない拗ねない」

私の頬をつついて笑う真琴先輩

「Aが可愛過ぎるから…」

う''っ…

そんな顔で言われたら…何も言えなくなるじゃないですか

「今日は特別に許します!」

この間なんて人通りの多い所でキスして来たし…

「ふふっ、ありがとう」

「……今日はもう帰りましょう、私も兄さんが待ってますし…」

「山崎くん、帰ってるんだ?それなら仕方ないか、じゃあね」

私は近いから良いけど、真琴先輩は両親が心配するだろうし…

「はい、また明後日」

今日、何度この会話をしたか…

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作者名:初音ツバキ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年1月15日 0時

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