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第36話 ページ40

ー数日後ー

江とチョコの話をしたあと、何も話し合いとかしてないけど…

「A、ヒメ、今日お昼一緒食べれる?」

最近良く聞く、真澄七菜香の声

仲が良いってほどじゃなかったけど最近よく一緒にいる

「いいよ、教室で食べるけど」

「ありがとう」

七菜香は、正直言って少しぶりっこな所がある

けど、別に気にならない程度だし、嫌いじゃない

……一年の時も、三人で一緒にいた時期があった気がする…

ブーッ、ブーッ

メール?…こんな時間に誰から?

「ちょっとごめ……あ、真琴先輩」

真琴先輩からだ、珍しい

『今日先生に呼び出されちゃって、放課後は教室にいるから』

「良いなぁ。真琴先輩、かっこいいし頭良いし、しかも全国までいった水泳部の部長だし…」

七菜香が言った

「ほんと、羨ましいよね」

「ヒメもそう思う?…私も恋したいなぁ」

ご飯を口にして、七菜香が言った

「七菜香、好きな人いないの?」

「んー………いるけど、絶対叶わないんだ」

「何で?」

「その人、彼女がいるの」

「ああ…」

それはちょっと無理な…

「五年も片思いしてるのに、何でか諦められないんだよね」

ヘラッと笑って何かを誤魔化した

…まあ、深くは追求しないよ

隠し事の一つや二つ、誰にでもあるでしょ

「ヒメは、今待ってるんだもんね」

「うん……でも返事は多分…」

「言っちゃだめ絶対大丈夫だから」

多分…のその後は聞きたくない

優姫が悲しかったら、私まで悲しくなる

…兄さんと優姫の事に口出しはしないけど、やっぱり親友として、妹として気になるんだよなぁ

「はーぁ………OK貰ったらWデートしようね」

まるで冗談のように優姫は言う

…出来るかもしんないじゃん

「もちろん」

絶対する、大丈夫

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作者名:初音ツバキ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年1月15日 0時

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