【Free!】林檎【山崎宗介】 (ページ38)

今日:12 hit、昨日:17 hit、合計:63,698 hit

第35話ページ38

「あ、ねえねえ江」

「何？」

「筋肉占い第二巻が出たらしいよ」

そう言った後、弁当に入ってるウインナーを箸でつまんで食べた

「えっ本当？じゃあ買わなきゃ」

「あの占い、結構良いトコついて来るよねー」

「そうだね」

…女の子の話じゃないね←

びっくりしたよなぁ、初めて知った時は

「二人とも、筋肉の名前全部覚えてるのか」

ハルがAに聞いた

「あー…私は全部覚えてるかって聞かれたら不安なんですけど…問題出されたら分かるかもです」

「そんな正確に答えなくても…」

「大事ですよっ！たまに長すぎる名前とかありますしね…」

「一番長いのってなんだ？」

「「多分、胆膵管膨大部括約筋ですね」」

二人が声を揃えて言った

「たん…すいかんぼう…かつ…？」

「胆膵管膨大部括約筋です。オッディ括約筋とも言いますが」

…またややこしい名前だなぁ

「一番長いと言われてますから、有名ですけど…」←

「でも覚えてるだけでもすごいよ」

今日のお昼はキンニクトーークだったなぁ←

ーAsideー

「じゃあ俺たち先に行くね」

「はい、また帰り、会いましょう」

「うん」

バタン

「…で、江？今日なんの用事だったの」

「あ、今度の、合同練習の日ってさバレンタインでしょ？」

「うん」

「だから、チームトーナメント形式の大会を開いて、優勝したチームには景品のチョコ…みたいな」

「いいね！それ」

今年あげる人、真琴先輩と兄さんだけだったから…楽しいかも

ー放課後ー

「世良先輩、さようなら」

「ああ、また明日」

真琴先輩、今日は図書室って言ってたよね

…私が部活の時、真琴先輩は図書室や教室で勉強してる

そこまでしなくても良いですよって言ったら、俺がしたいからって言われた

一ヶ月前までは別々に帰ってたけど卒業前だからって…

真琴先輩が引退してない時は一緒に帰ってたけどね

受験シーズンになるとどうしても…

「A」

もう降りて来てた？

「真琴先輩…」

「帰ろうか」

「はい」

いつも通りの会話

…こんな話が出来るのも、あと何日かな