第2話 ページ4
ー数十分後ー
「お待たせしました」
「うん…じゃあ、帰ろうか」
パタン
…真琴さん、最近よく携帯見てる
「…ハルに連絡してた」
いつもの顔で、私に言った
その笑顔が逆に、私を不安にさせる
「さっきさ、部活中にあんな所にいたのって……また?」
…嫌なんだったら聞かなきゃ良いのに
「…はい、でもちゃんと断りました」
「そっか…Aモテるからなぁ、俺が卒業したら取られちゃうかも」
「そんな事しないですよ」
ヘラッと笑って会話を逸らした
「そういえば真琴先輩、受験勉強は順調ですか?」
「うん…東京の大学だからね、難しいかな」
「…私、塾でもうやってるんで、教えましょうか?」
塾なんて嘘、行ってないし
ただね、このままの関係じゃあ続かないから
「えっ?…何か、年下に教わるって恥ずかしいなぁ」
「…真琴先輩、元から勉強得意でしたしね」
「得意ってほどじゃないけど……どうせだから教えて貰おうかな?いつなら空いてる?」
「真琴先輩が良ければ、今からでも大丈夫ですよ」
特に予定無いし門限は九時までだし
「俺は大丈夫だけど…女の子一人で帰るのは危ないでしょ」
「護身術、身に付いてますから!」
そう言ってガッツポーズをした
「…でも、今日はA部活だったし疲れてるでしょ?…明後日ならAも部活無いし、俺も空いてるし大丈夫だよ」
そっか、明日から三連休だし…
「分かりました…じゃあ明後日お邪魔しますね」
「うん」
なんやかんやで、もう駅に着いた
…最近、七瀬先輩と帰ってないな
前は七瀬先輩と真琴先輩と私の3人で帰って、七瀬先輩と真琴先輩が駅で見送ってくれた
最近喋ってないし…七瀬先輩も忙しいのかな
「また明日」
「うん、ばいばい」
ヒュウッ
…寒いなあ
今日は特に風が強いし…明日は雪が降るとか言ってた
あ、そう言えば…
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今日は兄さんが帰って来る
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