第17話 ページ20
「えっ…と…江!江を待ってないと!」
「そうだったな」
そう返事をして、兄さんは椅子に腰をかけた
なんでこんなに落ち着いてるの…
「…別に気にすることねえだろ、減るもんじゃねえし」
「そりゃ減らないけど…」
「つーか真琴にバレたらヤバイ事になるかもな」
凛くんがニヤニヤしながら言った
そんな重要な事じゃないの…?
別にいいか、口じゃなかったし
キスなんて水で流せば跡も残らない
………………記憶にだけは残るけど
ー山崎宅ー
カチャン…キィーッ
「ふー、ただいまー」
食べ過ぎたし、お腹いっぱい
「あ、兄さん」
「何だ?」
「明日、私出かけるから。そんな遠出じゃないけど」
真琴先輩ん家だから電車で30分くらいかな
「そうか、気をつけろよ」
「……うん」
あんま気をつける事ないと思うけど
「今度の土曜の合同練習、私、見に行くから」
「何で?」
「江に許可貰ったの、メニューも考えてって任されたし」
「ふーん……泳ぐのか?」
「まさか!だって江も泳がないでしょ?」
「あいつの場合は泳げないんだ、お前は泳げる…」
「泳げる!そんなまさか…みたいな目で見ないで」←
「冗談だ、冗談」
…なんか、あんな事があった後なのに普通過ぎ
やっぱりあまり気にする事じゃなかったのかな
@@@@@@@@@@@@@@
16話と17話は文字数の関係で分けました
あと、遅くなりましたが500hitありがとうございます!
良ければ評価&コメント欄での感想もよろしくお願いしますm(_ _)m
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ