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第12話 ページ15

ー山崎宅ー

ーAsideー

「ただいま」

「おかえり…」

ただいまじゃないわ!全く!←

せっかく私が気を利かせたのに兄さんは空気読まないし、優姫は恥ずかしがるし…

でも話せなかったら本末転倒で意味無いしなぁ

これで、良かったのかな…

ー数時間後ー

「…そろそろおいとまします」

優姫が立ち上がった

…結局何にも無いまま終わった…

はあ、つまらない

「また来てね、その時は…」

兄さんを見ながら優姫に合図する

「A!」

「ごめんごめん」

「……じゃあまた」

「うん」

バタンッ

…晩御飯、何食べよう

「腹減ったな………外食行くか」

言い方がおっさんみたい…

いや、父さんに似てるのかな?←

「そんな行かなくても私が…」

…冷蔵庫、何か入ってたっけ?

買い出し行ってないから…

「準備して行こっか」

母さんたちも許してくれるよね

ー数分後ー

カチャ…カチャン

よし、鍵閉めた

「っていうかどこ行く?」

「俺はどこでも良いけど…」

「じゃあ新しく出来たスイーツバイキング行こ!」

混んでるかもだけど行きたかったし

「スイーツバイキング?…晩飯は」

「?スイーツだけじゃないよ」

「…そうか」

ああ、兄さん行く機会なんて無いからなぁ

寮制の学校だと尚更だし…

「まあ取り敢えず行こう」

ー到着ー

あ、なんかあんまり混んでない…

並ぶけどすぐ座れるはずだし

「女ばっかだな…」

「そんな事無いでしょ、カップルとかも…」

…あ、今の状況、はたから見たら私たちもカップルなのかな

「橘じゃなくて悪かったな」

「なっ…」

笑いながら私に言った

ほんっと鈍いくせにこういう所だけは!

並ぶ時の椅子、隣男の人だ

この人たちもカップルで来てるのかな

座りながら、ふと隣を見た

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「………凛くん?」

「…A!」

帽子被ってたから分からなかった…

って事は隣は…

「江!」

「Aと宗介くん!」

すっごい偶然!

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作者名:初音ツバキ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年1月15日 0時

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