ごめんね。 ページ21
「ただいまー、真昼、お土産買ってきたよ、パーカー...」
真昼が住むマンションに帰ると、そこにはへんなフードの男がいた。
「...あー、三度目のデジャヴの予感....めんどくせー...」
なにをほざいているかは知ったこっちゃないが...
「誰だてめえ！人の家で何してんだ！！」
私は近くにあったモップを振りかぶってその男の元へ突っ込んでいった。
...が。
「ちょっ！姉ちゃんストップ！！」
「あ？」
「そいつ俺の...えーと...友達だよ！！」
後ろから真昼の声がしたから振りかえると真昼がいて、この変なフード男子は友達だと言った。
「真昼、コイツに脅されてるのか？だからそんな嘘をつくのか？」
「嘘じゃねーよ！...で、おかえり」
「...ただいま、これ、真昼にお土産」
「東京のお土産？海外の買ってこいよどうせなら」
「次帰ってきたらそうして上げる。もっとお高いやつをね、次の著名人は人気すぎて写真撮るの難しそうだから収入上がるかもだし」
「...え？次の著名人って？」
「...せっかく帰ってきたのにごめんね、さっきメールがあって、明日の昼には日本を出ろだと」
「そんなの可笑しいだろ？！」
「本当だよねえ、だって今日きたのに明日だなんて、二十四時間も日本にいれないよｗ」
「なんで笑えるんだよ？」
下の子からしたら、やっと向き合えたお姉ちゃんがすぐどっか行っちゃうのは苦しいんだろうな。
「ごめんね、でも仕事だから、断わっちゃだめなんだ。それに私は、どんなものでも撮るのは好きだよ」
そう言って私は真昼を撮った。
初めて撮った。
この子が生まれた時からこの子の姉だったのに、
初めて弟を撮った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【SERVAMP】私は彼らの愛され人形【ヤンデレ・溺愛注意】 【SERVAMP】平凡系女子の私が意味不明な吸血鬼と契約する話に番外編ができることに... 【ＳＥＲＶＡＭＰ】さーばんぷ幼稚園！！もっと見る
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沖のイオン@喜多方(プロフ) - 夜紅さん» その褒め言葉で私はしんでしまうほど脆いんだ！！でもありがとう！！ (2015年3月25日 9時) (
レス) id: f211c881c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜紅 - 沖のイオン@喜多方さん» え？し、ぬん？それは困る！俺はイオンの作品が好きなんだ！ (2015年3月25日 9時) (レス) id: 03ac932dd3 (このIDを非表示/違反報告)
沖のイオン@喜多方(プロフ) - 夜紅さん» 久々に？！また見てくれたの？！…嬉しい！！ありがとう！しかも泣いてくれたなんて私をころす気か！(°Д°)ｸﾜｯ!! (2015年3月25日 9時) (レス) id: f211c881c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜紅 - やばい…( ;∀;)久しぶりに見てみたけどすごい…涙が止まらん (2015年3月25日 8時) (レス) id: 03ac932dd3 (このIDを非表示/違反報告)
沖のイオン@喜多方(プロフ) - と思ってきてみたらもう最高の褒め言葉が...それと途切れてしまって申し訳ない (2015年2月22日 17時) (レス) id: f2de2ae021 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブルーイオン＠喜多方 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tubaki10721/
作成日時：2014年10月15日 20時
