【SERVAMP】アホ狐に好かれた私の気持ちを考えろ！！【椿】

おつかれさん ページ15

「綿貫！いつ帰ってきたの？！会いたかったよ？！」


「それぜってー違う意味だろ...」


千恵守が椿さんの頭から足を離し俺に駆け寄った。

椿さんはどうすれば良いか分からないようにオロオロしている。


......。


ピロリン。


「ちょっと桜哉？！今僕の事撮ったよね？！スマホのカメラで撮ったよね？！」


「え？...あっ」


「無意識？！」


面白過ぎて気がついたら無意識に撮ってしまったらしい。

俺のスマホには、土下座姿のまま頭をあがて目を見開き、口があんぐりと開いている椿さんがいた。


「おお！綿貫！それ私に送ってー」


「ちょっと待て」


この写真を拡散するのに勝手にやるのは面白くない。


「椿さん、今度椿さんに嫌な事言われたら、憂鬱の下位一人ずつにこの写真バラまきますね」


「口は笑ってるのに目が笑ってないよ桜哉怖い！！っていうか桜哉いつから見てたの？！」


「さあ？場合によってはこの部屋で起こっていた事も......」


「わーわーわー見てたんだね？！」


「おうさっきの威勢はどうしたアホ狐、今ののしってやっても良いんだぞ」


「やめて！！」


とりあえず収集がつかなくなってる。

椿さんはもう瀕死状態だ。立ち直るのに時間がかかるだろ。

千恵守はすっきりした表情だ。色々、大変だったんだろうな...


「...おつかれ、千恵守」


「？、おう」

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