【ＳＥＲＶＡＭＰ】嘘吐き姫【綿貫桜哉】〜第二章〜

意識戻った君は ページ11

「吸血鬼になるにはどうすればいいの？！」


私の言葉に二人は固まった。


国「もしかしてコハクちゃ...吸血鬼になりたいの？」


その問いかけに私は素直に頷く。


「一生を掛けてでも守りたい人がいるの。私が吸血鬼になれば、絶対その子を助けられる...！」


国「やめた方が良いね」


有栖院御国は申し訳程度に言ってきた。


国「吸血鬼になるのはそんな簡単じゃない。ジェジェみたいな強い吸血鬼とは違う、下位吸血鬼。下位は、日光に当たると灰塵になっちゃうから、結構めんどうだよ」


有栖院御国は深刻そうな顔で現実を言った。


私は桜哉を救えないの？どうして？
でも吸血鬼にならないと色々不便じゃ...
私はどうしたら？どうしたらいいの？


国「ああでも、って、8番目のトコはやめた方が良いな」


......8番目？


急に頭に直接誰かの声が響く。


『桜哉を探してるんだね、全て終わったら迎えに行くよ』


遠くで笑い声が聞こえた。

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