アザレア48輪 【幼女と狐が戯れる図】 ページ3
「椿ー」
「なぁにアザレア?」
「私も次の作戦に参加したいのっ
椿ってば今回は何もやらせてくれないんだもの」
シャムに聞いても答えてくれないだろうし……だったら一番口を割りそうな椿に聞くのが得策。
「……あー…っと
アザレアは今日も可愛いねぇ、朝昼晩常に愛らしいよ、ほんと何でもしてあげたいくらい」
「じゃあ作戦に参加させて」
サラッと言えば、椿はわかりやすく顔を逸らした。
嘘なら桜哉に吐かせなさい。
「で、でも今回はC3が関係してる場所を爆破する予定でっ
それを嗅ぎ付けたC3が来て、もしアザレアがC3に捕らえられてあんな事やこんな事をされるかと思うと心が痛むっ!!」
くわっ、という勢いのままに目を見開き、私の脇を掴んで抱き上げた椿。
その顔で抱き上げられてもギャグにしか感じられないわよ。
「むー……C3くらい、どうってこと」
「駄目!!猟犬が来たら流石に死んじゃう!!僕アザレアが死んだらもう生きていけない!!本当に!!」
ぎゅううううと音が鳴るくらい強く抱き締められた。
……い、生きていけないって、そ、そんな、その、大袈裟な……!!
思ってる事とは裏腹に、私の感情はふわふわふわふわ、快晴の空にいくつもの風船が浮いているように浮ついていた。
「ふ、ふん、い、いいいいわよっ
こ……今回は諦めてあげるっ…
その代わり肩車してっ、作戦の帰りにショートケーキとプリンとロールケーキ、バウムクーヘン買ってきてっ」
「好きなだけ!!」
私のワガママにも笑って答えて、軽々と私を肩車してくれた。
「あはははっ!高い高い!」
「そう?」
でもこんなに高い理由は……ねぇ??
「ねぇ椿」
「え?」
「今度は下駄脱いでみて」
にこっ、と笑って椿の耳元で言うと、椿はガタッと揺れた。
「なんでそれを言うのぉぉ!!?」
「あはっ、良いじゃない減るもんじゃないし」
「いくらアザレアでも駄目ぇぇ!!」
「……おい、なんだあれ」
「椿さんがアザレアを肩車している図、です……ハタから見ればほぼ犯罪者……困ります……」
「それはさり気なく酷いな」
アザレア49輪 【一生懸けてついていく】→←アザレア47輪 【ある日の事】
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のすと(プロフ) - NaAさん» そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます！(^^) (2016年8月19日 20時) (
レス) id: 21d4e6623f (このIDを非表示/違反報告)
のすと(プロフ) - ミクミク@モンブランさん» 椿さんはこの小説ではこういった人(？)となっております(( これからも頑張ります！！ (2016年8月19日 20時) (レス) id: 21d4e6623f (このIDを非表示/違反報告)
NaA - アザレアちゃんが可愛過ぎます！！ (2016年8月19日 20時) (レス) id: 7a5670e3e0 (このIDを非表示/違反報告)
ミクミク@モンブラン - 椿さんのキャラ崩壊が面白いですww アザレアちゃん可愛いです！ 連載頑張ってください (2016年8月12日 13時) (レス) id: 7905ae7e8a (このIDを非表示/違反報告)
のすと(プロフ) - 茶々毛さん» 気付きましたか笑 実はちょっと意識して書きました笑 ボスと幼女で真っ先に鴎外さんとエリスちゃんが浮かんで……(( (2016年8月10日 19時) (レス) id: 21d4e6623f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のすと | 作成日時：2016年3月14日 16時
