はねる、ねる、なく (tkin) (ページ1)

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はねるページ1

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「おーい、ごはんの時間だぞ、ケイ」

「んにゃぁ！にゃぁ！」

嬉しそうに喉を鳴らしながら
ごはんをたべる天使のようなネコがこれ以上いるだろうか。

「ケイはやっぱこのごはんが好きなのか？」

たべてるから静かにして！の合図なのか
そうだよ！と肯定しているのか分からないが

しっぽを武器のようにぶんぶんと振りまわす。

「最近まったくごはん食べなくて先生に怒られたでしょ」

だってこれ以外のおいしくないんだもん！と睨んで反抗しているのが丸わかり。

オレもなめられたもんだな、とネガティブモードに突入。

だがそれは一瞬で終わった。

「ちょ、ケイ・・なんでごはんポイしたの」

ケイがごはんの入っている器を器用にうらがえした。

おかげでマットの上はケイのごはんでいっぱいだ。

ケイもこんなことするようになったかぁ、としみじみしつつちゃんと片付ける。

「けーい、こんなことしたらイヤだよ」

「にゃあ！！！」

反抗しているつもりなのか毛を逆立てているがまったく怖くない。

むしろかわいい今すぐ抱きしめたい。そんな気持ちを必死におさえる。

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