【Eeny, menny, miny, moe…？】 (ページ39)

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松村くんの現場に着くようになって数日

思ったよりも現場に馴染んでいる松村くんは共演者の方々と談笑している

これ、わざわざ私である必要あったか？

「あー、あちぃつかれた」

『お疲れ様です、透くん』

「うわ、いじってるでしょ」

『いやいや、いじってないよ！』

あつーと言う松村くんにハンディファンを向ける

「おー生き返るねぇ」

なんて言いながら3分ほどそのままの体制でいると
松村くんは

「実は俺もね、持ってんのよ」

と言って衣装のポケットからハンディファンを取り出した

『なんだ持ってるのね』

「ちょ、やめないで！こっちは俺がAに当ててあげるよ」

松村くんに負けていた方を切ろうとすると急に手を掴まれて、松村くんは自身が持っていた扇風機を私の方に向けてきた

変だな、と思いつつもまぁ涼しいからいっかと受け入れる

七「いちゃいちゃするのやめてもらっていいですか」

『っ七五三掛さん！』

七「めっちゃ仲良いんすね！城田さんJr.の方も来てくださいよ〜」

松「無理無理、SixTONESで手一杯なのよ」

『あ、でもヘルプに行くことはあるかもとは聞いてます』

七「え！まじっすか？」
松「え、まじなの？」

入社した時に聞いた以降聞いてないからわかんないけど
人が足りなかったら狩り出されるっぽい

だから今からJr.についてしらべてる

七「えー！楽しみに待ってますね」

『SixTONESで手一杯なのはあながち間違ってないから、本当に行けるかは分からないけど笑』

七「にしても、こんなとこでイチャイチャしてたら勘違いされますよ〜」

『だから別にイチャイチャなんてしてないですって』

松「大丈夫大丈夫、俺フラれてるから」

七「え？」
『ちょ、松村くん』

松「まー俺諦めてないけど」