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今日も今日とて家に押しかけてきて夕飯を食らう樹


「オレ絶対お前の飯で太った」


『それわたしも太ったってことになるけど』



樹は太っても太ってないけど、わたしは太ったらブタになっちゃうんだから気をつけないと


樹がもやしみたいにならないためにご飯作ってきたけど、ちょっとヘルシーにするかなぁ…





ご飯を食べ終わると、しれっとシャワーに向かう樹



「風呂もらった、Aも入れば?」




なにがAも入れば?だよ、私の風呂だわ



『お言葉に甘えてお風呂もらいますね』



なんて皮肉を込めて言ったのに、おうとだけ返ってきて樹はテレビゲームの画面に向かっている





お風呂に入ると、樹が持ってきたピンクシャンプー?的なものとトリートメントがあって



トリートメントは樹がお勧めしてきたからそのままパクって使ってるんだけどめちゃくちゃサラサラになる



そりゃあんなピンク保てるわなってかんじ





樹がお湯溜めないからわたしもシャワーでいいかってなるのダメだよな〜、


疲れが取れてる感じが全くしない



これから夏だしさらにシャワーだけになる




そんなことを考えてると、遠くで私のスマホが鳴る音がしてる


脱衣所に持ってくるの忘れてたのかわたし


その音はだんだん近づいてきて



「なぁ、電話」


樹がわざわざ持ってきてくれたらしい


「…北斗から」


あ、松村くんから。なんか用かな



『あ〜ありがと!もう上がるからそこ置いといて』



「おっけ」




返事は返ってきたものの、そこから動く気配のない樹




『どうしたの?』






「結構、電話するわけ?」


『ん?松村くん?』


「そー、なんの通知もなく電話きたから」


『あー、私が文字打つの面倒だって言ったから。用があるときはかけてくれるんだよね』


「ふーんそういうことね」




納得したのか、ガチャとリビングのドアが開く音がした



そろそろトリートメント落としてあがろう




スマホを見ると、不在着信の後に2件LINEが来てて



〈ゴメン、忙しかった?〉


〈気づいたら掛け直して〉


とあった。



電話、樹が帰ってからでいいか



あいつ帰るかしらなけいど

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作者名:gaga | 作成日時:2023年12月14日 16時

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