【Eeny, menny, miny, moe…？】 (ページ31)

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事務所につき会議室へ向かうとすでに髙地くんと松村くんがいた

髙「樹が3番目なんて珍しいと思ったらそういうことね笑」

『朝から押しかけてきたんですよ、髙地くんこの人どうにかならないかな』

髙「無理だね、頑張ってシロちゃん」

もう十分頑張ってる気がするんですけど…

松村くんを見るとなんとも興味なさそうにスマホを見ている

ジ「おはよー！え！樹はやくね！？AHA!」

樹「俺だって早く来る時は来るわ！」

慎「おはよー。え、樹今日早いねなんかあった？」

樹「お前ら俺をなんだと思ってんの？」

ほぼ同時に到着したジェシーくんと慎太郎くんにいじられた樹は少しいじけている

京「え、俺最後かよ」

最後に到着したのは京本さん

って言ってもちょうど10分前だから全然余裕を持っているんだけど

ジ「シロちゃん見て〜！朝染めてきたの」

なんて頭をこちらに突き出してくるジェシーくんの髪色は昨日とは違う黒色に染まっていた

『あ！昨日言ってたやつ？やっぱりめっちゃ似合ってる！』

ジ「まじ！？うれしい」

えへへ、なんて少し照れる仕草を見せるジェシーくんはすごく可愛い

『わたしも黒くしようかなぁ』

少し色が落ちてきた茶髪、色が汚くて染めようと思ってたところだ

ジ「これもキレーだけどね」

なんて言いながら私の髪に手を通す

すると突然、私の首元に顔を近づけて

ジ「ねぇシロちゃん、なんか樹の匂いする」

ジュリシュー

なんて爆弾発言をした

慎「そんで樹は、シロちゃんの匂いがするな」

いつのまに慎太郎くんは樹から私の匂いを嗅ぎつけたのか…

樹の匂いは、私のベットで寝たからで

私の匂いは、その樹に抱きつかれて寝ていたから

だけどこんなこと言ったら流石にまずいわけで

樹「あー、俺朝Aん家行ったからじゃね？」

「Aのはそん時俺が香水かけてやったの」

髙「独占欲の塊かよ」

樹「いやこいつが香水切れたとか言ったからさー」

京「そうなの？」

『あーはいそうです！ちょうど切れちゃって』

別にかけてなんでお願いしたことないし、香水なんて元々つける趣味ないけど

京「Aって香水かけてたんだ」

そう言って私に近づき、ジェシーくんと同じように私の首筋の匂いを嗅ぐ

「ほんとだ、樹の匂い」

松「は、？」

私の気持ちを代弁してくれたのは松村くん

こちらを見て開いた口が塞がっていない