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何の話かと思ったけど、多分撮影終わりのジェシーくんとの黒髪の話



『すき、です』



「ふふ、好きなんだ笑」



咄嗟に、好きって答えてしまった



だって京本さんの金髪はめちゃくちゃ好きだから





「黒が好きなのかと思った」



『似合ってれば、ほんと何でもいいんですけどね』


『みなさんかっこいいですし』



「ふーん」


「まあ俺めっちゃ落ちてきたけど」



そう言いながら外を眺めてる京本さんの少し色落ちした金髪は


夜中であるにも関わらずキラキラ輝いてる





ほんとに綺麗な顔してるなぁ




「ねぇ、俺見つめるのもいいけどさ」


「信号青だよ」



『えっ!あ、ごめんなさい!』



「ふふ、危ないから笑」



ほんとに、危ない



すっかり見惚れてたし信号待ちなのも忘れてた




「そんなに俺のこと好きなの?」



『えっ』




わたしが京本さんの顔がタイプなの知ってるの?

樹が言ったの?え、なんで?



「冗談だよ、そんな真に受けんなって」



なんだ…冗談か……


本当に心臓に悪い冗談を言う人だ


わたしに大量の冷や汗をかかせた当本人は口を押さえながらふふふと笑っている



その姿ですらかわいいから勘弁してほしい







少し遠回りをして京本さんを送る中、


おっ!きたきた!とか、ねぇシロちゃんそこ寄って!とか


ずっとポケモンGOに付き合わされた




もう夜中なんですけど、



〈時間帯で違うポケモンがいるの!!〉



なんて言ってたっけ…





久々に夜遅かったからかいろいろ寄り道をして本来着く時間より30分くらい遅れて到着した



『はい、京本さん着きましたよ』


「ん、ありがとう」



さっきまで眠そうだった京本さんはすっかり起きていて



スタスタと玄関まで入っていく



ドアを開ける直前でくるっと振り返ったかと思うと



「そういえばさー、もう京本さんって呼ぶのやめてね」

「俺のこと大好きなAちゃん」



えっ、はっっ???



大きな大きな爆弾を落として帰っていった




そりゃもう、放心状態なわけで




言葉が理解できていない





京本さん以外で呼べって言ってた…?



京本さんはサラッとわたしの名前呼んでるし



てかわたしの名前覚えてたんだ



なんてずっと考えていたがふと、まだ京本邸の前で止まっていたのを思い出してすぐに車を出す




〈もう家着いてる?〉


なんて松村くんから連絡が来てるのにも全く気が付かないくらい、顔が死ぬほど熱くて冷静にはなれなかった

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作者名:gaga | 作成日時:2023年12月14日 16時

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