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あの後無事に家に帰りつき、完璧な休日を再開した
特に外に出ることもないし、1人だと自炊するのも嫌になるからあんまり食べない
こういうところが樹と似てるのか…
なんて思ったり。
時計を見るともう16時
あー、流石に何か食べなきゃ
…夜ウーバーするだけでいいか
と諦めた瞬間仕事用の携帯が鳴る
電話の主は…… 松村くん?
『もしもし、どうされました?』
〈あ、シロちゃん。お休みのところごめんね。特に急ぎではないんだけど…〉
松村くんからの電話なんて滅多にないから何かあったかと思ったが、焦る必要はなさそう
『はい』
〈いやぁね、夜ご飯でもどうかなって〉
へ?
〈ジェシーとかともご飯行ったらしいじゃない?俺、担当されることも少ないからなんか寂しいなぁって…〉
寂しいなぁ…なんてあの松村くんが言ってるのが可愛すぎて
速攻OKした
『ちょうどご飯どうしようか迷ってたとこなんで、行きましょう』
〈あ、ほんと?やった〉
自分でいうのもなんだがチョロすぎる
〈じゃあ住所送っとくね、7時でいい?〉
『うん、ありがとうございます』
私は最初からフレンドリーな印象だったけど、SixTONESについて知るうちにすごく人見知りされる人なんだって知って驚いた
そんな人が言う寂しいなんて可愛いに決まってる
まぁ同い年だけど
休みの日にメイクするなんて久々すぎて少し気合いが入る
ラフなロングスカートにしようかと思ったが、普段と違いすぎるのも狙ってるような気がして気まずい
松村くんの私服に似合うような服を選んで準備した
〈ここね、肉だから〉
と送られてきた住所まで向かう
7時ちょうどに着いたが、松村くんは先に着いていたようで
松村です、と伝えて個室まで案内してもらった
『遅くなってごめんなさい』
松「いやちょうどじゃない?俺が早かっただけだよ笑」
「普段そんな感じなの?服とか髪とか」
普段髪の毛を一つに括りカジュアルな服を着ているからか、ちょっと意外みたいな顔をしている松村くん
『あー、ちょっとだけ松村くんに合わせてみた笑』
と伝えると少し見開かれる目「はぁ、あなたさぁ…」
「まぁいいわ、何飲む?」
お酒、飲んでもいいものか
少し期待をしてタクシーで来たけれど、マネージャーが飲んじゃダメか
「A、お酒好きなんでしょ?飲みなよ」
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作者名:gaga | 作成日時:2023年12月14日 16時