だからとて (ページ19)

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#19 ページ19

島「ちょっと電話してくるわ」

なんて携帯も持っていないのに楽屋を出て行ったしまちゃん

『ここじゃあれですし、座られますか…？』

「え、いいの？じゃお邪魔しまーす」

「あのさ、Mステの時うちの京本ががごめんね」

『え、田中さんが謝らないでください！京本さんともあのあと少しお話しさせてもらいましたし』

慎ちゃんといい樹くんといい謝らせてしまって申し訳ない

「あれ、そうなの？色々昔にあったこと引きずっちゃっててああなんだよね。自分勝手な話だけど嫌いにならないであげて欲しくて」

『嫌いになんてなりませんよ！あの時も言ったんですけど、京本さん私の憧れなんです。多分何があっても諦められません笑』

「ははっ笑初ちゃんガチだね！笑よかったよかった」

慎ちゃんとも同じような話した気がするな

よかったよかったって言ってる樹くんの表情がほんとに柔らかい

やっぱり大我くん愛されてるなぁ

「あーあと前勝手に名前出してごめん！ちょっと炎上したよね…」

『いや、名前出していただいたおかげでこの番組オファーもいただけたので！うれしかったです笑』

「ほんと？俺も初ちゃんガチだからなー笑これからも名前出しちゃうかも」

目の前に座る樹くんはお得意の口角片方上げた笑顔をしている

『やっぱ炎上怖いのでほどほどでおねがいします…』

「はっ！笑やっぱりめちゃくちゃかわいいね初ちゃん」

もう、、田中樹さんやめてくださいほんとに、、

「てか！この後仕事ある？ご飯行かない？」

『えっ？？ご飯ですか？』

「そー！実はMステの時に連絡先交換したかったんだけど無理だったから、仲良くなりたいな〜って」

田中樹恐るべしって何回言えばいいんだ！？

『ふたりですか？』

「んーそれは秘密」

秘密ってなんだよ、誰かいるのかな

大我くんいるかも、なんて思っちゃったけど流石にないか…

携帯が鳴ったかと思うと、しまちゃんから行ってらっしゃいって連絡

しまちゃん、ドアの前で聞いてる？

それもそれで結構キモい

夜予定もないし、断る理由もない、行っちゃうか！

『ぜひいきたいです！』

「え！まじ！断られるかと思った〜、」

「うちのマネージャーの車乗ってく？それか連絡先交換して住所送るでもいいけど」

流石に同じ車で行くほど危機感が無いわけじゃない

LINEを交換して住所をおくってもらった