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吹奏楽部と×××××＿8 ページ9
引き込まれる演奏だった。
その繊細な指から奏でられたとは信じ難いほどの力強い音。
幻想的な世界に引き込まれた気分だった。
「す...凄いな渡瀬！」
「ありがとう、喜んでもらえて嬉しいよ」
「お前あんな強い音出せるんだな...
別の世界に来たような感覚だった」
「褒められ慣れてないから
なんて言えばいいのか、分からないけど...
ありがとう。」
渡瀬は少し照れくさそうにはにかみながら、会釈をした。
おお、こんな奴でも照れるんだな...
我ながら失礼なことを考えていると、耳元で声をかけられる。
「もし...君がよかったら、だけど
また今度、別の曲も聞いてくれるかい？」
息が少し耳にあたってくすぐったかった。
「ほっ...本当か？」
渡瀬は満足そうに相槌を打った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
評価ありがとうございます！
わぁい(っ'ヮ'c)
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作者名：白しらす | 作成日時：2019年5月13日 2時
