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有「俺、さ·······その、」
これは、あの、つまり
告白ってやつですかね?
有「好きなんだよね、高橋のこと」
まっすぐに目を見つめられて言われれば
意識せずとも心臓は少し踊るわけで
心無しか耳もほんのり熱い
ましてや
すぐ近くに光くんがいるっていうのに···
···ってあれ、
「いない···」
さっきまでいたはずの光くんの姿が見えなくて
ケースにしまわれたベースと
潰れたスポーツバックが見えるだけ
有「···高橋?·····返事って、」
有岡くんに声を掛けられてハッと我に返る
「私、好きな人いる···から、」
有「あ···そっか、なんか悪かったな!呼び止めて」
決まり悪そうに後ろ髪を掻く有岡くん
ううん、と首を横に振ることしかできない私
もう頭の中には光くんのことでいっぱいで
どこに行っちゃったのかな、って
そればかり考えてしまう
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作者名:りっぷる。 | 作成日時:2017年3月28日 15時