胸やけするほどの愛を君に (ページ4)

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・ごめんページ4

【A】

「ジョンハン、こっち…向いて…？」

拗ねた顔でゆっくりとこっちを向いたその目は少し潤んでいる。

その顔を見て、胸がギュッと締め付けられた。

本当はすぐ触れたかった。

コンサートのビデオを見てたのだって、本当は寂しかったからだ。

画面越しにでも会いたくて。

でもいざ、目の前にしたら、どう接していいかわからない。

ドキドキして、落ち着かなくて。

後ろからお腹に手を回された時は心臓が壊れそうなくらいだった。

上手く振る舞えない自分が嫌になる。

そんな傷付けるつもりじゃなかったんだ。

ジョンハンの手をとって、この気持ちが伝わるようにと願いながらその手に力を込めた。

「ごめん。嫌な気持ちにさせて。

…会いたいって思ってるのジョンハンだけじゃないよ。本当は私もすっごくすっごく会いたかった。

でも、直接会ったら緊張しちゃって、どう振舞ったらいいかわかんなくて。

…本当は抱きしめたり、キ、キスとかもしたい。」

「キス」の部分は自分で言うのが恥ずかしくて声が小さくなってしまった。

ちゃんと私の気持ち伝わったかな。

ジョンハンの目が見れなくて、握っている手を見つめることしかできない。