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・演技だけど本音 ページ3
【JH】
まさかこんなところで演技のレッスンが役に立つとは。
ソファーから立って、少し離れたところからAを見つめる。
大きく息を吸って、口を開いた。
JH「名前、流石にひどくない？
なかなか会えない恋人に会えたのにさ。
Aは俺のこと、テレビとかケータイで見れても、俺はAのこと簡単に見れるわけじゃないんだよ！？
…会いたかったのは俺だけ？」
演技だけど本音は本音。鼻の奥がツンとして涙が出てきそうになる。
顔を見せないようにしながら、ダイニングにある椅子に座り、テーブルに突っ伏した。
Aは今どんな表情をしているだろうか、顔を背けた手前、顔を見ることはできない。
ちょっとやりすぎただろうか。いや、彼氏に寂しい思いをさせたんだからこれくらいしなければ。
テレビから流れていた音が消え、足音が近づいてきた。
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作者名：tanaka | 作成日時：2022年11月5日 2時
