・ソフトクリーム ページ13
【A】
広場ということもあり、他のエリアより人がいる。家族連れでピクニックをしている人も多い。
広場には出れないなと思いつつ、少し離れた場所から屋台を見ていると、ある屋台が目に止まった。
「私ソフトクリーム買ってくるけど、なんかいる？」
JH「じゃあ俺もソフトクリームにする」
「わかった」
Aは小走りで屋台に近づいた。
屋台について困った。ソフトクリームのフレーバーが二種類あるのだ。
ジョンハンはどちらが好きだろうか。Aは腕を組んで考えた。
結局どちらも買うことにした。
店員さんから渡されたソフトクリームはとても美味しそうだ。
今すぐ食べたい衝動を抑えて、早歩きでジョンハンの元に戻る。
JH「おかえり」
ジョンハンの元に戻ると、いつも通りのジョンハンに戻っていた。
「どっちがいい？」
バニラとイチゴのソフトクリームを持って名前はジョンハンに聞いた。
JH「半分こしよーよ」
Aはパァッと顔を明るくさせて頷いた。
Aは甘いものに目が無く、甘いものに関しては優柔不断である。
それを見越した上でジョンハンは半分こを提案してくれたのだろう。
木漏れ日の下、そよ風が気持ちよく吹いている中で食べるソフトクリームは格別だった。
JH「この公園いいね。存在は知ってたけどきたことなかった」
「うん、すごい綺麗だよね。」
JH「ね、なんで誘ってくれたの？」
「会社の同僚がいらないからってくれて、それで、ジョンハンと行きたいなって思ったから。」
JH「嬉しい」
またキラキラ。
幸せだな。夢みたいだ。
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作者名：tanaka | 作成日時：2022年11月5日 2時
