ずっと会いたかった人 ページ1
【JH】
JH「うーさっむ」
秋も深まり、だんだんと寒くなってきた。冷たい風が吹く中、ジョンハンはAの家に向かっていた。
風は頬や耳に容赦なく吹き付けてくるが、ジョンハンの足取りは軽い。
何しろ、三ヶ月ぶりに彼女に会えるのだ。
アイドルという不規則な仕事だ。そう頻繁に会えるわけではない。分かった上で付き合っている。
しかし、付き合って半年ほどにもなるにも関わらず、Aとは両手で数えられるほどしか会えていない。
流石に寂しくて、苦しい気持ちにもなる。
久しぶりに会うカップルは何をするのだろうか。
会った時には、ハグをして再会を喜んだりするのかもしれない。
もしそうだとしても、そうでなくても嬉しすぎて無理やり抱きしめてしまうかもしれない。
そうしたら彼女はどんな顔をするだろう。
そんなことを想像するだけで胸が高鳴った。
Aはこのマンションの5階に住んでいる。以前来た時はエレベーター待ちの人がいて仕方なく階段を使ったが、今回はエレベーターを使うことができそうだ。
ドアの前について、ドキドキしながらインターホンを押す。
「はい」
JH「来たよー」
「今行く」
インターホン越しに彼女の声が聞こえただけで嬉しくなる。
ドアが開いて、目の前にいるのは
____ずっと会いたかった人
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作者名:tanaka | 作成日時:2022年11月5日 2時