今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:465 hit
小｜中｜大
初対面 聡side ページ6
僕は成績のために学級委員になると決めていた。
もう通いたい高校だって決めている。全部1人で成功させてみせるために。
今日が初めての委員会。学級委員は学年単位だから一年生でも委員長になれる。
僕が委員会室に着く頃にはみんな集まっていた。
僕も 真ん中あたりの座席に鞄を置いて座る。
なんだかみんな真面目そうだ、こいつらと1年間か…なんて思ってたら先生が入ってきた。
委員会担当の先生が、自分の担任の先生だったのが今の俺の救いってところかな。
…… 遅れてすみません ！
1人で会話をしていた僕の耳には期待もしていなかった、僕がいちばん近づきたかった声が聞こえた。
「おう、まだ初めて無いから大丈夫だよ。真ん中空いてるからまあ座れ。」
先生に指示されたとうり彼女は真ん中あたり…僕の隣にちょこん、と座る。
僕の心臓がうるさい、止まって欲しいのに。
好き … ってこんな感じなのか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：林檎 | 作成日時：2016年5月4日 2時
