空白の2年間 (ページ13)

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Next day (聡side) ページ13

その日の放課後は委員会なし。

委員会なんて滅多にある物じゃないみたいだ。
明日から野球部の見学行くって決めちゃったし、なんなら本入部も健に誘われて適当に良いよとか言ったような気もするし。

Aちゃんは何部になるんだろう。
まだマネージャーなんで居ないし、きっと女の子だから文化部とかなのかな～。

流石に今の俺に部活まで合わせる勇気がなかった。

1組と3組ってはじとはじの教室だよなあ…
Aちゃんに会いたくてたまらなくなってきた笑

なんて思いながら1日を過ごして、帰り道僕ってやっぱついてるってゆうか運命かも？

帰り道に僕は1人で歩いているとすこし先に見慣れたというか、いつも追いかけている後ろ姿が見える。
何度か見かけた事があるけど、あの子たちならあの角からAちゃんは1人になるはず…って思う自分本当にストーカーみたいになってきた。

憂鬱になりかけていれば予想通りで彼女は1人で左に曲がる、僕も家も左にある。
今がチャンスだよな、これ…

後ろから小走りで近寄って軽く肩を叩いて声をかける

「Aちゃん！またこないだの所まで一緒にいかない？」

「うわ！え！あ！うん？」

僕に気付いてなかったらしく、すごく大きな声で驚いてた。そんなところもなんだかわかる。

初めの印象の彼女とはすこし違ったけど、それでもどのAちゃんも凄く魅力的で可愛い。

やっぱり今日もAちゃん顔赤いしなんか今日はずっと下向いてる。
どうしてだ？