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聡「ところでAちゃんは風磨くんの恋人さんだっけ?」
松島くんの質問に
蕎麦を頬張っていた風磨くんが噎せた。
すかさず隣の勝利くんが背中を摩っていたんだけど。
「いや…恋人ではないですけど…」
健人「っしゃ、まだAちゃんを狙えるチャンスはあるんだね」
風磨「…中島一旦黙れ」
咳払いをした風磨くんが、
私の方を見て少し照れ臭そうに頭をかく。
照れた表情になんだかつられて恥ずかしくなり
私も視線を落とした。
どういう気持ちなんだろう。
どうして私を見て照れたんだろう。
考えれば考えるほどなんか自意識過剰な考えになりそうで。
中島「そろそろお開きにするか!」
勝利「そうだね、美味しかった!」
メンバーそれぞれが立ち上がってお会計。
食べたものをそれぞれ払ってる中、
私もその後ろに並ぶ。
風磨くんの次は私。
…だったんだけど。
風磨「いいよ、払っとく」
「え、それは違います」
風磨「いいって、払わせて」
「私が自分で払いますよ…!」
どっちが払う払わないでの争い。
前も払ってもらったのに、また払ってもらうのは違う。
さすがに!って抵抗したのも虚しく、風磨くんが店員さんに自分の食べた分と私の食べた分を言ってしまい、払われてしまった。
「…前も今回もすみません」
風磨「払いたくて払ってんだからいいのー」
他の4人は先に外で待っていたみたいで
マリウス「遅いよー!」
中島「仲良くすんのもいいけどイチャイチャすんな?」
アレだけライブで走り回ってたのに、
まだこの元気さが残ってる4人は本当に凄い。
勝利「もう遅いし帰ろっか」
聡「そうだね、Aちゃんはどうする?」
「ここから歩いて帰れる距離なので、ここから帰ります」
風磨「じゃ、送ってく」
メンバー側にいた風磨くんが、私の方に方向転換をしてそう言った。
4人は楽しそうに笑っている。
「え、いいんですか?」
風磨「当たり前でしょ、夜道なんだから」
『じゃ、帰りますか』とメンバーに背を向けた風磨くんの背中をみて4人に軽く会釈した後、
大きい背中の風磨くんを小走りで追いかけた。
健人「菊池も大分ゾッコンですね」
勝利「…ですね」
マリウス「上手くいくといいね」
聡「応援しよ!」
4人がそんなことを言っているなんて、
知る訳もなく。
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梦苺(プロフ) - MAYUKOさん» こんにちは!ありがとうございます。とてもモチベーションに繋がります(^^)亀更新ではありますが、是非最後まで見てやってくださいー! (2019年4月6日 16時) (レス) id: e5f409bb48 (このIDを非表示/違反報告)
MAYUKO(プロフ) - こんにちは。とても面白いです。更新楽しみにしています! (2019年3月31日 14時) (レス) id: c9e054e139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梦苺 | 作成日時:2018年11月6日 3時