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あの日から3日間ぐらい、
風磨くんからの返事がない。
ツアーで忙しいのは知ってる、けど。
不意にも思い出しては、
会いたいなとか、声聞きたいなとか思ってしまう。
真凜「それは恋の病ですな?」
乃亜「ですな?」
「わっ!」
一人で中庭のベンチに座ってれば、
後ろからひょこっと顔出す二人。
あまりにも突然で、思考回路が止まりそうになった。
真凜「聞くよ、ほら吐け!」
乃亜「恋バナ恋バナー!」
二人が盛り上がってる中、
私の頭はハテナがいっぱいで。
「…恋じゃないよ?」
恋ではない。
きっと憧れ、的な。
そんなやつ。
「忙しいのも知ってるんだけど、声とか一つ一つの表情を知ってしまったらもっとってなるものなんだね」
乃亜「あんたそれ、普通に…」
真凜「きっと後々気付くと思うけどさ?今待ってればきっといい事がたっくさん待ってるよ」
何かを言いかけた乃亜に被せた真凜の声が
いつもより何倍も優しくて落ち着く。
そんな言葉で簡単に力が貰えてしまうなんて。
真凜「あ、そうだ。この前応募したチケット当たったよ!!」
今のところは神様も、味方についてくれてるみたい。
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梦苺(プロフ) - MAYUKOさん» こんにちは!ありがとうございます。とてもモチベーションに繋がります(^^)亀更新ではありますが、是非最後まで見てやってくださいー! (2019年4月6日 16時) (レス) id: e5f409bb48 (このIDを非表示/違反報告)
MAYUKO(プロフ) - こんにちは。とても面白いです。更新楽しみにしています! (2019年3月31日 14時) (レス) id: c9e054e139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梦苺 | 作成日時:2018年11月6日 3時