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あれからまた何日か経って、
真凜からLINEで『Aの分も応募しとくねー!』って連絡が入った。
最近ファンクラブに入るほど
Sexy Zoneにハマったらしくて。
ボーッとケータイに映った菊池さんを
眺めてみる。
すると急に画面が暗くなって、
電話の着信音が鳴り響いた。
相手は菊池さん。
……菊池さん?
え、菊池さんっ?!?!
急な出来事にケータイを落としそうになり、
一気に手汗が出るのが分かった。
え、なんで…?
とりあえず出ないと。
震えた指で画面を押し、耳にケータイを当てた。
「…もしもし」
なんだか声が震えそう。
風磨『あ、出た。ごめんね急に、今大丈夫?』
相変わらずの彼の声は、
電話越しだからなのか少し、低く感じる。
優しい優しい落ち着く声。
「大丈夫です、どうしたんですか?」
風磨『ツアーの話前にしたじゃん?申し込みの仕方わかるのかなって思って』
「あ、友達が応募してくれたんです」
風磨『マジか、応募しなくても俺がチケット渡したのに』
菊池さんの言葉に「いやいや」と言えば、『言うと思った』って返ってくる。
なんか、早く会いたいな。
風磨『それが聞きたかっただけ、じゃーね』
「はい、またなにか分かったら連絡します」
風磨『ほい、てかさ?』
『じゃーね』って言ったのに、
なぜか話がまた始まってしまう状態。
「はい?」って聞き返せば、
風磨『敬語だと堅苦しすぎるし、菊池さんって距離感じるからタメで呼び捨てでいいよ』
「…いや、無理です。私にはそんな…」
風磨『はい、呼んでみ?』
今以上に焦ってる私に
面白そうに笑ってる彼は子供っぽくて。
「…ふうま…くん」
風磨『ん、よく出来ました』
「また連絡する」と言われ切られた電話。
電話は得意じゃないけど、
こんな幸せな電話ってきっとこの先ない。
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梦苺(プロフ) - MAYUKOさん» こんにちは!ありがとうございます。とてもモチベーションに繋がります(^^)亀更新ではありますが、是非最後まで見てやってくださいー! (2019年4月6日 16時) (レス) id: e5f409bb48 (このIDを非表示/違反報告)
MAYUKO(プロフ) - こんにちは。とても面白いです。更新楽しみにしています! (2019年3月31日 14時) (レス) id: c9e054e139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梦苺 | 作成日時:2018年11月6日 3時