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俺は持っていた林檎を置いて冷蔵庫の中から
ベイクドチーズケーキを出した。
岩「お、今日はチーズケーキじゃん♪」
目「翔太くんの分もカットするから持って行って」
岩「あぁ、つーかお前は来ねぇの？」
目「んー、俺は今仕込み中だから離れられなくて」
ホントはさっきの話が頭から離れなくて少しショック
を受けてるからなんて言える訳ない。
”別に俺から言わなくても舘さんから伝えといてよ”
”何も約束してる訳じゃないしね”
そう、俺達は特別な関係なんかじゃない、
ただ一方的に俺が想いを寄せてるだけ。
昔の記憶が少し蘇りそうになって思わず胸に手を当てた。
・・やばい息が苦しいっ。。。
岩「おい、大丈夫か？何か顔がキツそうだぞ？」
目「はぁ、、、だ、大丈夫。ちょっと気分悪くなった
だけだから」
気配がおかしいことに気付いた照くんは俺の頬に
触れようとした。
「んっやっ…!」
その手が近づくとゾクリと胸の奥から恐怖心が襲ってきて思わず避けてしまい刹那そうな照くんと視線がバチッと
合ってしまった。
目「あ、ごめんなさい。。」
岩「いや、こっちこそ急にわりー。。。」
気まずそうに目線を逸らし俯いた照くん
岩「そいえばさ、俺今月の中旬から年明けまで
ちょっと日本帰る事になったんだ」
目「・・・そうなんだ」
岩「少しの間だけどさ、お前の作ったケーキ食えなく
なるの寂しいな」
目「べ、別に帰って来たら食べれるじゃん、
照くんの好きなチョコ系たくさん作っておくし！」
岩「はは、、そうだな楽しみにしとくわ」
目「せっかく帰るんだからそっちこそ楽しんでおいでよ」
岩「あぁ、タピオカたらふく飲んで来るわ」
笑顔で俺の頭をくしゃっと撫でるもんだから子供扱いするなと反抗したけどその手が温かくて思わず涙が出そうになったのをグッと堪えた。
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その次の週明け、照くんは日本に帰ってしまった。
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kinako(プロフ) - mhygkjV6さん» オシャレと言って頂いて嬉しいです！会話を大事にしたいので長くなりがちですがまた見に来て頂けたら嬉しいです♪ (2022年7月24日 11時) (
レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - くまさん» 有難う御座います。わたしも黄黒さん押しなので嬉しいです！ゆっくり書いていきますのでまた楽しんで頂けたら。。♪ (2022年7月24日 11時) (レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - とりもさん» リアル感を大事にお話を書かせて頂きました。好きな作品になって頂いて嬉しいです♪ (2022年7月24日 11時) (レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
mhygkjV6(プロフ) - とても素敵な空気感の物語でした。オシャレな感じと、人間模様とが上手く表現されていて一気に読んでしまいました。ぜひ、続編もよろしくお願いいたします。 (2022年7月23日 0時) (レス) @page49 id: 29abc8ae45 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - ぺりんさん» お好きだと言って頂いて有難う御座いました。励みになりました♪ (2022年7月22日 8時) (レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kinako
| 作成日時：2022年6月21日 15時
