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岩「ったく、折角の景色が台無しだな」
「….あ、の、」
岩「あ、大丈夫か？強めに腕掴まれてただろ？」
「これ位平気です。それよりスイマセン助けて
頂いて…」
俯き加減で持っている紙袋を握りしめてるそいつ。
長めの黒髪が長い睫毛にかかっていてあまり表情が見えないが..男だよな？
岩「別にこんくらい気にすんなよ、それよりそれお前のだろ？紙袋から落ちたんじゃないか？」
「え？あぁ！さっき掴まれた時に落ちたんだ、
大事な食材なのに…!」
俺が屈んで拾おうとしたタイミングと、そいつが焦って拾おうとしたタイミングが被って、落ちたオレンジよりも
お互いの指先が触れ合った。
「っっっつ…..!!!!」
「あ、悪りぃ」
触れ合った瞬間、バッと手を離し、顔を強ばらせる
そいつ。
そんなに嫌だったか？
「あ、ごめんなさい..人に触れるのそんなに得意
じゃなくて。。」
岩「別に気にしてねーよ、ホラっ」
「あ、ありがとうございます。。後、助けてくれて
有難うございました！！」
岩「あ！おいっ！」
掴んだオレンジを投げて渡すと、両手で掴んだそいつは逃げる様にこの場を立ち去った。
その時に見えた前髪の隙間から覗く揺れる瞳に釘付けになり、俺はその場からすぐには動けなかった。
俺より少し高めの長身の割に線の細い体つきと
細い首や腕。
岩「…..本当に男だったよな？」
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kinako(プロフ) - mhygkjV6さん» オシャレと言って頂いて嬉しいです！会話を大事にしたいので長くなりがちですがまた見に来て頂けたら嬉しいです♪ (2022年7月24日 11時) (
レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - くまさん» 有難う御座います。わたしも黄黒さん押しなので嬉しいです！ゆっくり書いていきますのでまた楽しんで頂けたら。。♪ (2022年7月24日 11時) (レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - とりもさん» リアル感を大事にお話を書かせて頂きました。好きな作品になって頂いて嬉しいです♪ (2022年7月24日 11時) (レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
mhygkjV6(プロフ) - とても素敵な空気感の物語でした。オシャレな感じと、人間模様とが上手く表現されていて一気に読んでしまいました。ぜひ、続編もよろしくお願いいたします。 (2022年7月23日 0時) (レス) @page49 id: 29abc8ae45 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - ぺりんさん» お好きだと言って頂いて有難う御座いました。励みになりました♪ (2022年7月22日 8時) (レス) id: 938f722618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kinako
| 作成日時：2022年6月21日 15時
