SCANDALOUS

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哲也｢はーい、どーぞー｣









そんな言葉と同時に哲也によって開かれたドアを、満面の笑みで入るA。









『……おじゃまします♡』









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敬浩の家の時とは大違いだ。









入ったら脱いで特に揃えることもなく、そのあと敬浩が笑顔でその靴を揃えていたのが嘘のように、









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ここ哲也の家では、Aは自ら脱いだスニーカーを綺麗に揃えている。









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哲也｢荷物とか寝室においといで。｣









『はーい♡』









哲也の言葉にいちいちすんごい笑顔で応答するAは寝室に入り、担いでいたリュックを下ろす。









『(てつのにおい……♡)』









家に入った瞬間も感じた、哲也の人工的ではない落ち着いた匂いが、寝室に入るとより一層強くなる。









Aは思わず、おそらくその大好きな匂いが一番強いであろう、こちらも敬浩のものに負けじとふかふかのベットに飛び込む。









『……♡、さすがネムリスト、』









シーツも肌触りがよく、低反発のマットレスは自分の体にフィットして、寝具にこだわる哲也を思い出して、Aはさらに幸せな気分になるのだ。

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