誘拐されまして【ハイキュー】PART2

誘拐されまして 42 ページ7

2階に着くと、様々なお店が所狭しと

並んでいた。

その中からいくつかお店を選び、Aはこれからの

生活に必要なものを買い揃えていく。





『夜久さんすみません！いっぱい買ってもらっちゃっ

た上に荷物持たせちゃって…』





心配と申し訳なさを滲ませたAの目線の先には、

大量の買い物袋を持った夜久がいた。

さすがに新しい生活に必要なものを買い揃えるとなる

となかなかの量になるようだ。





夜「おう！気にすんな！日々鍛えてっから、こんくら

いなんてことないしな！」





そう言って夜久は屈託ない笑顔を見せた。






夜「まだ時間あるし、そこ行ってみようぜ」




夜久が言う そこ というのは、買い物中も気になって

Aがちらちらと目をやっていたゲームセンターで

ある。




『えっ！！いいんですか！？』




声をかけられたAはと言うと、キラキラと効果音

が聞こえてきそうなくらい目を輝かせていた。











夜「あーもー、ほんと天使」

ゲームセンターに向かう後ろ姿からでも分かるA

の喜びっぷりに、無意識に溢れた夜久の小さな声と笑

みは誰も見ていなかった。

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