大切な友人 ページ1
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せっかくAちゃんの手料理食べて、いい雰囲気になってたのに…オレがチョコアイスをがっついたせいで…いや、がっついたお陰で手を出さずに済んだ。まだ、順番違えもんな。そんな事を思いながらサイゼリヤに向かう。
モヤっと暑い夏の夜の繁華街を、Aちゃんと並んで歩くのもサマになってきた。…ちゃんと全部片付いたら。今は隣で揺れる、君の柔らかそうな髪を撫でながら。その華奢な肩を抱き寄せながら、歩きたい。そう思いながら、今は一定の距離を取って並んで歩く。
しばらく歩くと、目的のレストランの特徴ある看板が見えてきた。少し緊張してくる。
…いや、Aちゃんと…りくと、りんと。一緒に暮らしたいって、オレは決めたから。Aちゃんの大切な友人は、オレにとっても大切な人になるからな。もちろん、オレの大切な友人にもいずれ…なんて妄想をしながら、Aちゃんに続いて店に入る。
「いらっしゃいませー」
「あ、連れが先に来てるので」
Aちゃんと一緒に店内を見回すと、奥の方の席からこちらを窺う女性がオレらを見つけるなりブンブンと手を振った。Aちゃんがオレを振り返り不安そうに見るので、安心させるように口角を上げて頷いた。
近くに行くと瞳子さんが立ち上がり駆け寄って来た。オレの顔を見るとバツが悪そうに笑う。
「あー、一緒だったんだ？昨日は、ごめんね？早とちりしてしまって…」
「いえ、大丈夫です」
瞳子さんは目線をオレからAちゃんに移すと、
「あのね…昨日の話を受けて、あたしが少し距離を置いて考える時間が欲しいて言ったらね。なんかもう取り乱して、離れる位なら今一緒に死ぬとか言い出して…そんで説得しようと頑張ってたんだけど、もう埒があかんのよ。このままじゃヤバいと思ったから、とりあえず第三者挟まないと、と思って…こんな時間にごめんね？Aちゃんしか頼れなくて…なんとか説得してくれないかなあ…？」
「うん…とりあえず、話してみます」
「ありがとう！」
瞳子さんがボックス席の奥に座る痩せた男の隣に座り促してきたので、オレらは対面に並んで座った。
手をテーブルの上に組み俯いていた男が、力無く顔を上げる。
「改めまして、Aちゃんの同僚の月城瞳子です。こちら…彼氏の、
……げ。嘘だろ…ああ、昨日の電話は、そういう事か。
思わず手で口を覆いながら、昨日のカラオケでのAちゃんの電話の発言を思い出して咀嚼する。コイツの事を言ってたってワケか…少しホッとする。
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いりや(プロフ) - 垣瀬さん» 初めまして！お読み頂きありがとうございます😌幸せになって欲しいですよね…更新頑張りますね🫡 (4月5日 1時) (
レス) id: e9d193dc42 (このIDを非表示/違反報告)
垣瀬(プロフ) - はじめまして。まじでkyさん幸せになって、、、 (4月4日 23時) (レス) @page11 id: 644357a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - 譲さん» こちらにもコメントありがとうございます😍嬉しいお言葉ありがとうございます〜🫶私もこのお話に思い入れがあるので、なるべく間を空けず、しかし丁寧に書いて行こうと思います😌 (11月15日 1時) (レス) id: c45bbf11f4 (このIDを非表示/違反報告)
譲 - こちらのお話も一気読みさせていただきました！もうめちゃくちゃ引き込まれます！作者様のペースで、続き楽しみに待ってます！ (11月15日 1時) (レス) @page9 id: 252be92db4 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - アジアンタムさん» お待たせしております😭死なない限り必ず完結させる意気込みですので、もう少しお待ちくださいませ💦コメントありがとうございます🩷 (6月21日 8時) (レス) id: 6a8cbf6f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いりや | 作成日時：2022年11月26日 15時
