U＆Ｉ 〜you and I〜【天てれ短編集】

突然の手紙、FROM萌。(萌×夢主) ページ44

【美里様リクエスト】




「疲れたぁ…」



今日も1日が終わった。



中学3年生、受験を迎えた私は塾に通っている。




今の時間は10時半。




「また、Bランクか…」





今日は塾でこの間行われた模試が帰ってきた。




自分の今の実力。





志望校に、絶対合格できるかどうかは―




言いきれない。





その程度の成績。




「もっと頑張らなきゃな…」





少しため息を吐いて、開けた我が家の郵便ポスト。





手探りで入れたポストの中には、手紙が入っていた。






「中里萌…!?」





萌だ。




小学校が同じだった萌。




中学生になる時に私が引っ越してこの町にやって来たけど、





その時に萌は『テレビの中の』存在になっていた。






美少女コンテストとか、そんなものにも出ていた。





いきなりどうしたんだろう…




封を開けてみると、









やっほ!




久しぶりだね、A。




突然の手紙で驚いた〜?(笑)




最近はどう?行きたい高校決まった??




お互い頑張ろうね。




そして、ぜんぶ終わった春休みに遊ぼ!!





楽しみにしてていいかな?(笑)





ちなみに、わたくし中里萌の志望校は…





￣



「あ…」





そこには私が目指す高校と同じ名前が書かれていた。





萌も、同じなんだ―





目標が同じと分かった今、萌は大事な友達でありそしてライバルになった―





春の合格発表で、






「「やった!!」」





―そう、笑いあえるように。








DEAR萌、FROMA…




私は、返事を書き始める。






―お久しぶりです。

今自分がリアルに悩んでいることを土台に書いてみました(笑)

お待たせして、すみません。
これからもスローペースではありますが頑張ります、よろしくお願いします。

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