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大好きだった人 ページ37
”待ってるよ。ずっと”
その言葉を胸に
私は白先生に会いに行くことにしたのだが…
『何で？！』
多「え？何が？」
『だから、何で付いてくるんですか！』
何故か多田さんが付いてきたのだ
約束していた公園につくと
既に白先生は一人で立って待っていた
四月に会った時と変わらず
高校の頃より少し髪の短い白先生
私の…
大好き“だった”人
私達を見つけて、優しく微笑んだ
白「A…久しぶり」
ーーーーーーー
多田side
Aから学生時代の、コンプレックスとか
白先生とのことを教えてもらって
ずっと会ってみたいと思ってた
公園につくと、そこにある人影に
Aの目が揺れる
白「A…久しぶり」
初めて見る白先生は
俺が思ってたよりも、若くて
特別、顔が良いというわけじゃなく、優しさが顔からにじみ出るような人だった
『白、先生…』
白「A。そちらは？」
多「あっ、多田と言います。Aの芸人仲間で…」
白「あぁ。そうでしたか、初めまして、」
そう言って微笑んだ
この人が……
Aが大好きだった人
、
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作者名：このこ | 作成日時：2020年7月23日 17時
