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ちゃんと ページ34

しばらく、うつむいたまま黙ってしまうと




多田さんが優しく、でも少し切なそうに微笑んだ



多「ごめんな。急にこんなこと言って」



『あ…いや……』



慣れてないからか


こんな時に、気のきいた返事ができない自分が

少し嫌になった



多「今日はほんまにありがとう。おやすみ」



そう言って


私の頭に手をのせて、帰っていった





何か、さっきの多田さんには


不覚にも少しキュンとしてしまった



でも、それと同時に

少し怖くなった



“俺、Aが好き。やから…付き合ってほしい”



ちゃんと告白されたから


私もちゃんと向き合わなきゃいけない




私は多田さんのこと

どう思ってるんやろ



あの夜


酔った勢いでキスされてから


多田さんに好きだって言われて


最初は戸惑いだらけだった


懲りないし、しつこいし

迷惑だ、とまで思ってたのに…




嬉しそうにモンブランを買ってきてくれたり

泣いてる時に励ましてくれたり

優しく話を聞いてくれたり…





私は、多田さんのこと……






もらったネックレスをギュット握りしめる



明日、ちゃんと返事をしよう

ちゃんと、多田さんと向き合おう

可愛い連呼→←言ってくれないと



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設定タグ:トット多田 , ラニーノーズ山田 , ネイビーズアフロ皆川   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:このこ | 作成日時:2020年7月23日 17時

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