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飲み会もだいぶ終盤
『もうね〜私は嬉しいんですよ〜、皆川さんと山田さんと飲んでるってことが〜』
山「A、それ言うのもう5回目」
皆「多田さんは?うれしくないん?」
『ん〜、普通です〜』
多「それ言うのも5回目」
だいぶ、酔ってるA
『多田さ〜ん。こっち見てください』
多「ん?なに?」
『えへへ〜。何でもないです』
多「何やねん、それ。バカップルかw」
いつも、無愛想なAが
こんなにふわふわしてると調子が狂いそうになる
そろそろ帰りますか
誰かが言ってお開きに
皆「じゃあ、僕たちこっちなんで。Aお願いします」
方向が同じ皆川と山田が帰っていく
明るく照らされた夜道を
Aの肩をかついで歩く
そっと肩に触れる髪からは
甘いシャンプーの匂いがした
Aから鍵を受け取り部屋に入ると
玄関でAが座り込む
多「えっ…ちょっ…こんなとこで寝るなよ…」
『寝ませんよ〜、多田さんみたいにアホじゃないんで』
こっちが心配しても
いつもみたいにバカにしてくるAに少し腹が立った
多「なあ、A……」
多「俺に惚れへん自身ある?」
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作者名:このこ | 作成日時:2020年7月23日 17時