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切ない ページ25
『けっ…健人さん。話って何ですか?』
劇場の人気のない廊下で問いかける
山「なあ、さっきの…何やったん?」
『へ?さっきのって?』
山「付き合うなら俺って、何で?」
なんか、少し怒ってる?
『あ〜…それは、単純にタイプだからですね!』
山「……へ?」
『私、健人さんみたいな鼻が高い人がタイプなんです!』
『理由はそれだけです。それじゃあ…』
そういって立ち去ろうとした時
ダンッという音とともに
私の進行方向に手が伸びてくる
これは、まるで壁ドンみたいな……
山「ほんまにそれだけなん?」
そう言う健人さんの顔は
今まで見たことないような、切なそうな顔やった
『それだけ…ですけど』
山「そっか。ごめんな、引き留めて」
『いえ、大丈夫?…です』
壁から手を離してくれたので
急いで、楽屋へ戻った
あのまま、その場にいたらいけない気がして
さっきの健人さんの顔を思い出すと
何となく胸騒ぎがした
、
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作者名:このこ | 作成日時:2020年7月23日 17時