いつも現れるのは ページ15
大阪、難波、千日前
26歳の女が泣きながら歩いていた
私達キシルの地元
神戸での営業終わり
私はあの人に会ってしまった
彼の名前は、上野 星白(うえのほしろ)
白先生、私の高校の時の担任だ
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大の大人が泣きながら歩いていると
後ろから声をかけられた
多「何やってんねん、A」
何で…
『多田さん……』
何で
苦しいとき、悲しいとき
決まって現れるのは、あなたなんだろう
多「泣いてんの?何があったん?」
『…うるさいです』
多「は……。なんやねん、それ」
『多田さんには関係ないです!』
多「関係あるって。俺はAが好きなんやから」
なに…当たり前みたいに…
多「泣いてる女、放っとくわけないやろ」
多「ほらっ。飲み行くで…」
ぽんっと背中を叩かれると
涙が引っ込んだ気がした
『多田さん……暇なんですか?』
多「はぁ?…別に暇ちゃうし〜」
絶対暇やw
多「あっ…俺、あっちあっち行きたい。真べぇの…」
『こっちこっちですね』
多「あっそう。それや」
何故か最近
私はこの人といると、笑ってしまう
、
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作者名:このこ | 作成日時:2020年7月23日 17時