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Aさんの着ている袴には、フリルがたくさん付いていた。
袖や裾、腰に付いているリボンにも。
『うん、前の持ち主が好きだったんだ。俺も好きだよ』
乱「ふふ、かわいいね！ボクもこういうの大好きなんだ〜」
するとAさんは、ボクの袖に付いているフリルに優しく触れた。
『…乱も、かわいいね。ここなんか、お揃いだ』
そう言って、ふんわり笑った。
花も恥じらうような、素敵な笑顔。すっごく可愛い。
『…じゃあ、俺はこの辺で。…また、お話しようね』
ボクが瞬きを一つする間に、Aさんはどこかへ行っていた。
Aさんがいた場所には、桜の花びらが落ちているだけだった。
その花びらを拾って、優しく胸に抱きしめる。
乱「……また、会いたいなぁ」
さっき知り合ったばっかりの人に、こんなに会いたくなるのは初めてかもしれない。
…ふふ、朝からいいことあった。早起きは三文の得、って言うけど本当だったんだね。
これから早起き、してみようかな。
とりあえず、お腹も空いたし部屋に戻ろう。いち兄たち、もう起きてるかな。
乱「…あ、いち兄おはよう！」
一期「乱、おはよう。散歩をしていたのかい？」
乱「うん、そうだよ！ねぇねぇ聞いてっ、実はさっきね、すっごくいいことがあったの！」
一期「それは良かったね。私にも聞かせてくれるかな？」
乱「もちろん！ふふっ、あのね……」
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たまみさん - ななりさん» 申し訳ありません、設定します。ご指摘ありがとうございました。 (2023年1月19日 22時) (
レス) id: 80fcfc979c (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - r18要素を書く際はちゃんとr18設定にした方がよろしいかと、、 (2023年1月16日 12時) (レス) @page18 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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