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襖が開いて、Aが出てきた。
Aの戦装束は、主が言うには“くらしかるろりーた”という様式？らしい。
上は桃色、下は赤茶色。菓子のような色合いの袴には沢山のふりるがついており、Aの愛らしさを一層引き立てている。
抱えるようにして持っている薙刀は、岩融たちのものよりも少し小さい。
鶴丸ではないが、驚いたか？Aは薙刀を使う。
身長は俺よりも低い。華奢な身体で薙刀を振り回している姿には惚れ惚れしてしまう。
Aはゆっくりこちらへ寄ってきて、きゅ、と俺の手を握る。
『行こ。あるじ、待ってるんでしょう』
その行動につい口元が緩むが、「そうだな」と言って俺も手を握り返す。
二人で縁側を歩き、母屋に入る寸前で足を止める。
『…鶯…？』
不思議そうに俺を呼ぶAに、愛しさが込み上がる。
「ん…」
背を少し曲げて、そのまま口付けた。
何分、何秒にも感じたそれをやめるのは惜しかったが、主をあまり困らせるわけにもいかないので唇を離す。
『…どうしたの』
「お前が可愛くて、つい」
『そっか、』
頬を染めて、うつむいてはにかむA。
前から大包平がやってくるのに気付いて、顔を上げた。
いつもと変わらない、どうしようもなく愛おしい日常である。
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たまみさん - ななりさん» 申し訳ありません、設定します。ご指摘ありがとうございました。 (2023年1月19日 22時) (
レス) id: 80fcfc979c (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - r18要素を書く際はちゃんとr18設定にした方がよろしいかと、、 (2023年1月16日 12時) (レス) @page18 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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