啄むは鶯 ページ2
鶯丸 side
審神者「鶯丸、出陣を頼めるか？」
夜、短刀たちが寝付き始めた頃、主が俺を呼んでいたので部屋を訪ねた。
どうやら出陣命令らしい。
鶯丸「部隊編成を聞かせてくれ」
審神者「鶯丸と大包平とAで行ってもらおうかな。隊長はお前でいいか？」
鶯丸「心得た。では、支度をしてこよう」
審神者「ありがとう、ゆっくりでいいからな！」
主の部屋を出て、足取りは軽く離に向かう。
一応襖を叩くが、まあ当たり前に返事はないのでそのまま部屋に入る。
鶯丸「…ふふ、今日も愛らしいな、お前は」
そんな呟きを漏らし、寝ているAにそっと口付ける。
するとゆっくり瞼が開き、桃色の瞳と目が合う。
Aは俺を見て、ぱちぱちと数回瞬きを繰り返した。
『…うぐいす……』
あぁ、可愛らしい。
舌っ足らずに俺を呼び、ゆっくり首に腕を回してくるこいつが愛おしくてたまらない。
鶯丸「あぁ、おはよう。主から出陣の命が下りている」
『俺と、だぁれ』
鶯丸「俺と、大包平だ。さぁ、着替えたら呼んでくれ。外で待っているから」
ぽやぽやとしている様子のAの頭を優しく撫でてやり、外へ出た。
…Aは、俺が口付けることで目を覚ます。
普段、自力で目覚めることはあまりない。
そしてAを起こすことは俺だけができることであり、他の誰がAに口付けようと目覚めることはない。
まぁ、そんなことさせるつもりは一切ないが。
Aの前の主は大層寝ることが好きだったらしい。
Aも、その影響を受けているのだろう。まぁ、若干悪化しているが。
そんなところも含めて、可愛い俺の妻だ。
Q：なんでAさんは離にいるの？
A：鶯丸「母屋だと気になって部屋を訪ねてくるやつもいるからな。まぁ、だいたい主だが…ゆっくり寝かせてやりたいんだ」
↓部屋を訪ねてくるやつ
審神者「ﾋｪAちゃんの寝顔可愛すぎ…」
鶯丸「起 こ し て い い の は 俺 だ け だ ぞ」
審神者「こわいこわいこわいごめんて」
(※ 議論の末、審神者は母屋で生活することになりました)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たまみさん - ななりさん» 申し訳ありません、設定します。ご指摘ありがとうございました。 (2023年1月19日 22時) (
レス) id: 80fcfc979c (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - r18要素を書く際はちゃんとr18設定にした方がよろしいかと、、 (2023年1月16日 12時) (レス) @page18 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
