第39話 臨時休校 ページ41
「一緒にあーそーぼー！！」
家の呼び鈴をサンバのリズムで鳴らすフロイドの声で私は目覚めた。今日は昨日の襲撃のせいで臨時休校の日だ。せめて家で休ませて欲しい。
私は無視を決め込むんだ。
コンコンコンという軽快なノックが私の部屋の扉から、ではなく窓から聞こえるのは何故だろうか…大方予想は着くけれど。
「折角の休みです。一緒に遊びましょう」
私の部屋のベランダの窓ガラス越しに私服姿のジェイドが見えた。ここは3階。どうやって登って来たんだよ
「嫌だ」
「そんなこと言わないで」
「寝たい」
「赤ちゃんに戻りましたか？」
窓をガラガラと開き、靴を脱いで入ってくるジェイド。
お前、不法侵入だぞ？警察呼ぶぞ？
「さぁ着替えて一緒に水族館に行きますよ」
私のベッドに膝で上がり毛布を剥がした。
「水族館？」
「はい。フロイドが三人で行きたいそうで」
「相澤先生に外出は控えろと言われたじゃないか」
「バレなきゃ平気です。それに今日はスケジュールを決めようにも面倒で何も予定が無い筈でしょう？」
「お前は私のストーカーか」
「ウツボです。では僕はフロイドを呼んで来ますね」
そう言って私の部屋の扉からジェイドは出ていった。お父さんとお母さんに説明するのが面倒臭い事に成りそうだ。まぁ、ジェイドなら上手いことやるだろう。
私はため息をついて黒色で取っ手が紫色のクローゼットを開いてハンガーに手を付けた。
薄紫のマーメイドスカートに白いキャミソールと灰色の少し透けたカーディガンを羽織った。
双子が来たのは私が着替え終わって10秒立たない内に来た。
「おっはよーA！！私服カワイー！」
「ちょっと、フロイ ド ごほっ」
「ジェイド遅い！」
私の家は3階建てで部屋と階段が沢山あるため迷子にでも成ったんだろう。
「三人揃ったことだし！水族館に遠足に行こう！！」
「おー」
「元気ですねお前たち」
「今回は夜まで遊ぶんだよねぇ！ジェイド！」
「ふふ、はい！水族館には水上レストランや遊園地などがあり、とても楽しみです」
こうして、私たちの相澤先生の言い付けを破った休校日が始まった。
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百華夜(プロフ) - tamaさん» あぁぁああああ！！！(便乗の精神) (7月1日 23時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - あぁぁああああああああああ!!!!!(発狂中 (7月1日 23時) (レス) @page37 id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - tamaさん» コメントありがとうございます！…出ちゃいましたアズールw実はこの小説、第35話を書きたいがために作ったんですよねw。頑張って心臓を動かしてくださいね！？更新頑張ります！！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - ハイ!頑張ってください！(二回目） (7月1日 23時) (レス) id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - 瀬白さん» コメありがとうございます！それは作者の悪意の塊の産物ですねw反省もしていないし後悔もしていませんw！更新頑張ります！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2023年5月10日 17時
